Adaptive Speaker Driver

ASD-A1

適応型スピーカードライバー / DAC搭載インテグレーテッドアンプ

音楽を満喫できます

オーディオ再生音の違和感を解消し、音楽の感動をお届けします

特徴・概要

プレザントンテクノロジーは、スピーカーをドライブする新技術の開発に成功したことで、誰をも満足させる音を再生することができました。 技術説明

  • オーケストラが団子状にならず、各楽器の分離と定位に優れています。
  • 楽器の素の音を再現し、ボーカルもくっきりと再生します。
  • 低音不足を解消かつ締まった低音を再生します。
ASD-A1写真

スピーカーをドライブする新技術を搭載したアンプを、「適応型スピーカードライバー (Adaptive Speaker Driver)」と呼ぶことにいたしました。

ASD-A1 は、最初の適応型スピーカードライバー製品となります。そして、真価を最大限に発揮できるよう高音質設計をしております。

この ASD-A1 で音楽を存分にお楽しみください。

スピーカーの特性に合わせて信号を最適化

スピーカー特性に合わせて信号を最適化し、その信号でスピーカーをドライブすることで、スピーカーを入力波形通りに振動させることが可能になりました。 技術説明

これまでは信号波形に似た音しか再生できませんでしたが、信号波形と同じ音を再生することが可能になりました。これによって、聴感評価が非常に大きく改善しました。

信号の最適化処理は、高精度デジタル信号処理によって行うため、信号処理による劣化はありません。

これまでにない高品位な再生音で、音楽をお楽しみください。

マイク不要、約10秒でスピーカーの特性を検出

スピーカー特性に合わせて信号を最適化するために、スピーカー特性を検出する必要がありますが、それは簡単に行えます。

スピーカーの特性検出にマイク等は不要です。結線等を変える必要もありません。通常の鑑賞環境のまま、スイッチ操作だけで検出を開始することができます。検出中は本機からピングノイズが自動的に出力され、約10秒で完了します。

BASS減衰機能

適応型スピーカードライバーでは、スピーカーから波形通りの音声出力をさせる結果として、低音再生時にスピーカーに大きなストロークを要求することになります。そのため、音量を上げた状態ではスピーカーの許容ストローク量を越えてしまう可能性が出てきます。

また、アナログディスク再生では、ディスクの反りや周囲の振動をレコード針が拾い、スピーカーが低周波で大きく動くことがあります。

そこで、大音量再生時等にスピーカーの許容ストローク量を越えてしまう事を防ぐために、低域を減衰させる機能を設けています。

減衰のカットオフ周波数はスピーカーの本来の最低共振周波数で、減衰量は -3dB/oct, -6dB/oct, -9dB/oct, -12dB/oct を選ぶ事ができます。

高音質・高信頼性設計

パワーアンプ基板にDACを搭載することによって、基板間の信号伝送はデジタル信号のみとし、アナログ信号経路を最短化しました。

さらに、アナログ回路構成は、入力部はもちろんのこと、パワーアンプ部もBTLのフルバランス構成としています。

出力ミューティング回路には、機械式リレーではなくMOSFETを使用しているので、経年変化による接触不良等は発生しません。

デジタル入力(同軸×2、光×3)

多くのデジタル機器を接続できるように、同軸入力端子(RCA)を2系統、光入力端子を3系統装備しています。

同軸入力端子(RCA)には、ノイトリック社製の金メッキ端子を採用しています。

USBからの音声再生には対応していません。(本機にはUSB端子がありますが、調整モニターおよびソフトウェアバージョンアップ用です)

アナログ入力(バランス×1、アンバランス×1)

アナログソースやデジタル出力端子を持たない機器を接続できるように、バランス入力端子(XLR)とアンバランス入力端子(RCA)を、それぞれ1系統づつ装備しています。

バランス入力端子(XLR)とアンバランス入力端子(RCA)の両方に、ノイトリック社製の金メッキ端子を採用しています。

電源のアース線を接続した時のグランドループを回避できるように、グランドリフト機能も装備しています。

speakON(スピコン)スピーカー端子

スピーカー端子には、業務用途で使われているノイトリック社製の speakON (スピコン) を採用しています。結線の緩みを防止でき、安全で、簡単確実に結線できます。

定格出力

定格出力は 25W+25W(8Ω負荷)で、一般的な使用には十分な出力容量です。

一般的な使用条件では使うことの考えられない出力容量を用意するよりも、通常の使用状態に重点を置いた高音質設計としています。

内部写真

ASD-A1内部写真

前後パネル図

ASD-A1 Front Panel ASD-A1 Rear Panel
図をクリックで拡大表示

仕様表

型番 ASD-A1
アナログ入力 入力端子 バランス (XLR, 50kΩ) × 1(L+R)
アンバランス (RCA, 25kΩ/50kΩ※1) × 1(L+R)
※1: グランドリフト時は50kΩ
定格入力電圧 2V
最大入力電圧 6V
周波数特性 5Hz 〜 35kHz (-3dB)
S/N比 105dB以上 (2V, A補正)
THD+N 0.003%以下 (2V, 1kHz)
デジタル入力 入力端子 同軸 (RCA, 75Ω, 32kHz〜192kHz) × 2
光 (32kHz〜96kHz) × 3
フォーマット S/PDIF, PCM, 16〜24bit,
32k / 44.1k / 48k / 88.2k / 96k / 176.4k / 192k Hz
デジタル出力 出力端子 同軸 (RCA, 75Ω, 0.5Vp-p) × 1
フォーマット デジタル入力時: デジタル入力をスルー出力
アナログ入力時: S/PDIF, PCM, 24bit, 96kHz
スピーカー出力 出力端子 speakON(4pole) × 1(L+R)
適合負荷インピーダンス 4Ω 〜 16Ω
定格出力電力 25W + 25W (8Ω)
最大出力電力 40W + 40W (5Ω)
周波数特性 20Hz 〜 40kHz (-3dB)
S/N比 120dB以上 (A補正)
THD+N 0.009%以下 (8Ω, 1kHz)
電源 AC 100V, 50Hz/60Hz
消費電力 110W(電気用品安全法)
63W(無信号時)
最大外形寸法 430mm(W) × 361mm(D) × 167mm(H)
質量 14.0kg
付属品 AC電源コード(2m)

仕様および外観は予告なく変更することがあります。

価格

770,000(消費税込)、受注生産品 (納期30日〜60日)

スピーカーについて

適応型スピーカードライバー動作可能スピーカー

「適応型スピーカードライバー」としての機能は、ダイナミック型スピーカーユニットを搭載した、密閉型、後面開放型、平面バッフル型のフルレンジスピーカーシステムで動作します。

ユニットの型 ダイナミック型 ダイナミック型スピーカーユニットに対して動作します。
その他
システム構成 フルレンジ ネットワーク回路を搭載していないスピーカーシステムで動作します。
本機とスピーカーユニットを直結する必要があるため、ネットワーク回路等が挿入されている 2ウェイ, 3ウェイ等のマルチウェイシステムでは動作しません。
マルチウェイ
エンクロージャー 密閉 スピーカーユニットからの背圧を利用して低音を増強するタイプのエンクロージャーでは動作しません。
後面開放
平面バッフル
バフレフ
バックロードホーン

フルレンジ密閉型のスピーカーシステムを推奨します。

しかしながら、フルレンジ密閉型のスピーカーシステムは、ほとんど市販されていませんし、お客様がお使いのスピーカーシステムではないと思います。そのことは使用上のデメリットかもしれません。それでも、この方式を提案し商品化したのは、この方式が優れており、再生音に満足していただけるものだからです。

音を作りこんだハイエンドスピーカー以上の音を、手頃な価格のフルレンジスピーカーで再生することができます。スピーカーについてのご相談もお気軽にお問い合わせください。